ダンプ運転手は、道路工事現場などに運ぶ砂利やアスファルトを積んだダンプカーを運転する業務が一番イメージしやすいかもしれません。ダンプカーは荷台の部分を急角度に傾けて、積載している砂利などを下に向けて一瞬のうちに大量に撒くことが可能な自動車です。

荷台を後側に傾けられる「リアダンプ」と、左右に傾けられる「サイドダンプ」があります。他にも後側と左右の3つの方向に傾けられる「三転ダンプ」、荷台を上に持ち上げて高所から荷物を降ろすことが可能な「リフトダンプ」も使用されています。

ダンプカーは、2トンから4トンの小型と5トンから8トンの中型、10トンほどの大型と20トンから300トンの重ダンプなどの種類があります。

ダンプ運転手の仕事内容

ダンプカーに積載する荷物には、工事現場で使用する資材や、大量の土や砂や砂利、アスファルトや生コンクリートなどがあげられます。量が量だけに手積みをすることは稀であり、積載場で積んでもらうことが多いようです。中にはフォークリフトなどを使用するケースもあるので、フォークリフトの資格である「フォークリフト技能講習修了証」を持っていると仕事の幅が広がります。

ダンプ運転手が活躍する現場

ダンプ運転手が活躍する現場には以下のようなものがあります。

1.工事現場

道路工事や水道工事などの工事現場に、砂利やアスファルトなどを運搬する業務です。積載場と工事現場を何度か往復することもあります。工事は日中はもちろん深夜にも行われます。工事の進行状況によっては待ち時間も発生しますので、リラックスできる趣味などを持っていると良いかもしれません。現場によっては長距離の運転もあります。

2.建設現場

マンションなどの建設現場に、建築資材などを運ぶお仕事です。比較的道路の空いている深夜や明け方などの時間帯に移動して、早朝に到着し、現場の近くで待機しているパターンが多いかもしれません。短距離はもちろん長距離も運転します。荷物は現場の作業員が降ろしてくれる場合もあります。

3.工場から工場への移動

工場で積んだ荷物をから別の工場に運ぶ業務です。さながらルート配送のような工程で行われるため、一旦道や作業を覚えてしまえば続けやすいかもしれません。

4.工場内(作業場内)

広めの工場や作業場内で荷物を運搬して移動する業務です。渋滞が起きやすい幹線道路や高速道路などを走行することがほとんどないため、定時で仕事が終わる確率が高いとも言えます。

必要な免許(資格)

普通自動車免許(中型免許)
大型自動車免許

あると優遇される免許

大型特殊免許
不整地運搬車運転技能講習
フォークリフト技能講習修了証
車両系建築機械運転技能講習など

給料

20万円~40万円以上(正社員)
時給1,200円~1,500円または日給9,000円~18,000円(アルバイト)

勤務形態

アルバイト・正社員・業務委託

求人例

募集企業:株式会社ケイテック
募集職種:中・長距離ダンプ車運転手
勤務地:神奈川県川崎市川崎区千鳥町8-2

募集企業:株式会社アビコ
募集職種:10tダンプ運転手
勤務地:埼玉県三郷市番匠免2-52

募集企業:鴻池運輸株式会社
募集職種:大型ダンプカー運転手
勤務地:宮城県その他・県外