路線バス乗務員は、駅前などの始点となるバス停留所から、決められた時刻表(ダイヤ)に合わせて、バス停ごとに乗車待ちをしているお客さんをその都度乗せていき、目的地のバス停ごとに降ろしながら終点まで運行するお仕事です。
片道分の運転が終わったら、終点や始点で待機している他の乗務員と交代します。休憩をしながら待機をし、同じように交代して運行することを勤務時間内で繰り返します。民間企業のバス乗務員は会社員としての勤務となります。一方で、市営や都営などの公営バスの乗務員は地方公務員の扱いとなります。
公営バスの乗務員採用
前述したように、公営バスの乗務員は地方公務員の扱いとなります。地方公務員とはいっても、役所などの職員とは異なり、「運輸系職員」などの名称で採用試験が実施されます。試験では、一般常識などの筆記試験や担当者との面接、運転実技の試験や身体検査などが主に行われます。
バス乗務員の業務を行うためには、大型自動車二種免許が必要ですが、育成枠として採用の後、研修期間中に取得するケースもあります。
民間企業のバス乗務員採用
民間企業のバス乗務員の採用は、面接などが主なものとなります。大型自動車二種免許の所持者であれば申し分ありませんが、普通自動車免許取得後3年以上が経過していれば、入社後の研修期間中に取得することができるようになっているところが大半です。
ちなみに公営バスの中には、民間企業に委託しているところもあるため、公営バスの乗務員=地方公務員とは限らないようです。
路線バス乗務員の研修期間
路線バス乗務員の業務は、たとえ経験者であっても入社してすぐに乗務員としてデビューさせることはありません。おおむね1週間から2週間ほどは、お客さんを乗せない空の状態で運転教習をします。
ある程度独り立ちできると判断されましたら、満を持して路線バス乗務員としての業務が開始できます。研修期間は1ヶ月から2ヶ月ほどです。入社後に大型自動車二種免許の取得をする場合には、自動車教習所に通う期間が含まれます。
運転以外の仕事内容
路線バスの乗務員は運転だけをしているとは限りません。乗務前や運行後の車両点検や、忘れ物等の車内の確認作業があります。運行中に体調を崩したお客さんがいるようなら、バスを停めて適切な処置をすることが求められます。
中抜け(中間開放)
路線バスの乗務員の勤務体系には、朝と夕方のラッシュ時間帯の間に、「中抜け」(中間開放)と呼ばれる休憩時間を設けるケースがあります。
必要な免許(資格)
大型自動車二種免許
※入社時に取得後3年以上の普通運転免許を所持していれば、
採用後の研修期間にて取得可能です。
給料
20万円~40万円(正社員)
勤務形態
正社員、地方公務員(公営バス)、アルバイト、嘱託社員
求人例
募集企業:株式会社東急トランセ【東急グループ】
募集職種:路線バス運転士
勤務地:東京都世田谷区・神奈川県川崎市
募集企業:神奈川中央交通グループ
募集職種:路線バス運転士
勤務地:東京都、神奈川県
募集企業:国際興業株式会社
募集職種:路線バス運転士
勤務地:
〔東京都〕
・池袋営業所/豊島区千早1-17-1
・練馬営業所/練馬区北町1-13-28
・志村営業所/板橋区坂下1-7-1
・赤羽営業所/北区西が丘3-16-30
〔埼玉県〕
・戸田営業所/戸田市美女木東2-1-3
・川口営業所/川口市東本郷1-9-43
・さいたま東営業所/さいたま市緑区上野田629-15
・西浦和営業所/さいたま市桜区桜田2-1-5
・飯能営業所/飯能市柳町10-6